スリランカでアーユルヴェーダを体験できるおすすめのホテルを紹介!コロンボ/キャンディ/シーギリヤの地域毎に紹介!

スリランカでアーユルヴェーダを体験できるおすすめのホテルを紹介!コロンボ/キャンディ/シーギリヤの地域毎に紹介!
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スリランカは本場のアーユルヴェーダ(伝統医療)が体験できる癒しの楽園です。

心身のデトックスを目的に訪れる日本人旅行者も増えており、専門ドクター常駐のアーユルヴェーダホテルが各地に点在します。

ユイ

本記事では主要エリア別におすすめ滞在先を徹底紹介!各ホテルの価格帯や特徴も比較し、あなたにピッタリのリゾートが見つかるよう網羅的に解説します。

到着日から施術を始められる空港近郊ホテルから、世界遺産観光と両立できる山間リゾート、ビーチで波音を聞きながら過ごす老舗施設まで盛りだくさんです。

それではアーユルヴェーダの聖地スリランカへ、癒しの旅に出発しましょう。

目次

地域別おすすめアーユルヴェーダホテル一覧

まず、各エリアごとに取り上げるアーユルヴェーダ対応ホテルを一覧表でまとめました。地域・価格帯・特徴の比較にご活用ください。

地域エリアホテル名(所在地)価格帯(1泊)特徴・ポイント
コロンボ
ネゴンボ
周辺エリア
ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ(ネゴンボ)中~高級:約25,000~30,000円空港車30分と好立地。全12棟ヴィラの静かなリトリート。名医在籍で短期滞在でも本格ケア可能
コロンボ
ネゴンボ
周辺エリア
シダレパ・アーユルヴェーダ・ヘルスリゾート(ワドゥワ)中級:約18,000~22,000円伝統薬メーカー直営の老舗。女性医師チーム常駐で丁寧な問診と安心のケア
コロンボExserendib-ayurveda10,000円程度日本人オーナー経営で日本人旅行者利用多数。日帰りで立ち寄れるので出発前の体験に最適
シーギリヤ
ダンブッラ
周辺エリア
アユルヴィー・シギリヤ(シギリヤ)中級:約20,000~30,000円 (目安)全10室の隠れ家リゾート。ジャングルに囲まれ効果倍増。観光と施術両立可、隣接ホテルの施設利用もOK
シーギリヤ
ダンブッラ
周辺エリア
アーユギリ・アーユルヴェーダ・ウェルネス(シギリヤ)高級:約30,000~70,000円2024年開業の新リゾート。全ヴィラにプライベートプール付きで極上デトックス体験
キャンディ
周辺エリア
サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパ(カンディ郊外)高級:約40,000円~(季節変動)世界的賞を受賞した5つ星ウェルネスホテル。山間の極上空間でオーダーメイドのデトックス食と施術
キャンディ
周辺エリア
アーユピヤサ(マータレー)中級:約27,000~34,500円日本人向け配慮充実の穴場。日本語スタッフ常駐。1週間以上で割引有り&観光オプションも豊富
ヌワラエリヤ
エッラ
周辺エリア
98エーカーズ リゾート&スパ(エッラ)高級:約25,000~35,000円 (推定)茶畑に囲まれた絶景マウンテンリゾート。スパでアーユルヴェーダ施術も提供
ゴール
南海岸エリア
ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ(ベルワラ)高級:約25,000~30,000円巨匠バワ設計の白亜の邸宅風ホテル。4泊以上の長期滞在専用で本格パンチャカルマ徹底
ゴール
南海岸エリア
バーベリン・アーユルヴェーダ・リゾート(ウェリガマ)中級:約15,000~25,000円50年超の実績を誇る草分け的専門宿。6泊以上必須で伝統療法を連日徹底実施

※料金は1名あたりフルボード・アーユルヴェーダプログラム付きの目安総額です(為替や季節で変動)。それではエリアごとに詳細を見ていきましょう。

コロンボ・ネゴンボ周辺エリアのおすすめホテル

アルジュン

スリランカ到着日の滞在先や、観光の合間に気軽にアーユルヴェーダ体験をしたい方には、空港や首都コロンボに近い西海岸エリアのホテルがおすすめで。

空港から車で30分前後のネゴンボには短期滞在者に人気の施設があり、一方コロンボ市街から南へ下った沿岸部にも老舗アーユルヴェーダリゾートが点在します。ここでは空港至近の定番人気ホテルと、コロンボ近郊の本格リゾートを紹介します。

ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ(ネゴンボ)

ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ
ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ

ネゴンボにあるスリランカ屈指の有名アーユルヴェーダホテルです。バンダラナイケ国際空港から車でわずか20~30分というアクセスの良さで、到着後すぐ施術を始めたい旅行者にも最適な立地。

全12室が独立ヴィラ仕様のブティックリゾートで、喧騒から離れた静かな環境の中、プライベート感あふれる滞在が楽しめます。中庭を挟んでレストランやアーユルヴェーダセンターが配置され、敷地内で治療から食事まですべて完結する造りです。

ユイ

館内は清潔感に配慮されており、快適なホテルライフが味わえます!私も滞在しましたが、食事も美味しいですし本格的なアーユルヴェーダ体験ができました!

医師による本格的な問診の評判が高く、ドクターの的確な診断力は日本の旅行ガイドブックでも「まるでCTスキャンのよう」と紹介されたほどです。問診結果に基づき、一人ひとり異なる最適な施術スケジュールと食事メニューを組んでくれるため、短い滞在でも効果を実感しやすいといわれます。

実際、宿泊者からは「2~3泊でも終わる頃には体が軽くなった」との声もあり、時間のない旅行者でも本格ケアを受けられる懐の深さが人気の理由です。毎日の施術(約135分)に加えてヨガや瞑想など無料アクティビティも用意され、体だけでなく心もリラックスできる工夫がされています。

アルジュン

1泊2日でも医師の診断とアーユルヴェーダがついているプランもあります!出発の前日に泊まって、午前中にアーユルヴェーダを受けて日本への帰路につくということも可能です!

エラ

以下のプランを申し込むと自動でアーユルヴェーダがついてますよ!

アーユルヴェーダがついているプラン
価格は日程によって異なります

食事は全食ヴィーガン&ドクター監修で、各自のドーシャ(体質)に合わせたオーガニック料理が提供されます。1泊あたりの料金目安は約25,000~30,000円(スタンダードルーム2食付プランの場合)で、毎日の問診・施術・薬・食事がすべて含まれてこの価格です。

ユイ

実際に滞在しましたが1日2時間超えのトリートメントと3食込みで25,000円ほど。とてもリーズナブルと感じました!おすすめです!

日本人利用も多いためかスタッフに日本語対応できる人材もおり、問診時に日本語通訳をリクエストすることも可能です。ネゴンボの街歩きやビーチも徒歩圏内なので、治療の合間に海岸散策や買い物へ出ることもできます。

雑誌やテレビで幾度も紹介され“間違いない”クオリティと評されるジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ。短期休暇でも効率よく本場のアーユルヴェーダ体験を取り入れたい方に、まず検討いただきたいホテルです。

シダレパ・アーユルヴェーダ・ヘルスリゾート(ワドゥワ)

シダレパ・アーユルヴェーダ・ヘルスリゾート
シダレパ・アーユルヴェーダ・ヘルスリゾート

コロンボ市の南約30km、ワドゥワ地区のビーチフロントに広がる老舗アーユルヴェーダリゾートです。

アルジュン

緑豊かなトロピカルガーデンと大きな屋外プールを備えた開放的な造りで、ヤシの木陰のハンモックで南国リゾート気分を味わいながら本格治療に専念できます。

運営母体はスリランカ伝統医薬品大手の「シッダレパ (Siddhalepa)」で、ホテル内でも自社製ハーブ製品やオイルが入手可能です。

1960年代創業の由緒ある施設で欧米からのリピーターも多く、全42室の広々とした客室は木目調の落ち着いたインテリアで統一されています。特にオーシャンビュー・バンガロー棟のバスルームは贅沢な造りで利用者から絶賛されています。

ユイ

治療面でも信頼感は抜群です。経験豊富な女性アーユルヴェーダ医師がチームを率いており、生活習慣の悩みまで気軽に相談できるきめ細かな問診が好評を博しています。

エラ

ドクター常駐のもと、滞在中は毎日朝夕に健康チェックを行い、その日の体調に合わせて施術内容を調整してくれます。

基本プログラムに加え、希望者にはアンチエイジングやストレスリリーフなど目的別の特別メニューを組んでもらう柔軟さもあります。施術は伝統に則った質実剛健なスタイルで、2人のセラピストによる力強い全身オイルマッサージや漢方薬の服用指導まで徹底して実施。

「最初はその本気度に戸惑うほどだが、日を追うごとに体が軽くなり最終日には効果に驚く」との体験談もあるほど本格的です。

料金は1泊約18,000~22,000円程度と本格リゾートとしては比較的リーズナブルで、全食事+施術込みでこの価格帯を実現できるのは「自社で薬やオイルを製造している強み」だとも言われます。

アルジュン

Booking.comでは7泊以上からしかトリートメント付きプランは予約できません。

エラ

そのため、ホテルの問い合わせフォームで直接問い合わせをする必要があります。以下は例文なので活用してみてください!

(入力例文)
My name is Taro Yamada, and I’m planning a trip from Japan.
I would like to check in on October 13 and check out on October 14.
I’ll be staying for one night—would it be possible to book a treatment during my stay?
Could you also let me know the price?



(日本語)
日本から旅行予定のYamada Taroです。 10月13日にCheck inして10月14日にCheck outしたいと思っています。 1泊ですがトリートメントを受けることは可能ですか? 価格についても教えてください。

空港からは車で約2時間かかりますが、そのぶん周囲は静かで治療に専念しやすい環境です。滞在者の大半は欧米人で日本人利用例は比較的少ないものの、英語さえできれば言葉の問題はほとんどありません(スタッフは英語堪能です)。

心身を本格的に立て直したい人にぴったりのシダレパ・リゾート。伝統ある病院に入院するような安心感で、スリランカのアーユルヴェーダを体験できるでしょう。

コラム:コロンボの日帰りアーユルヴェーダ施設

空港に向かう前の最終日にコロンボでアーユルヴェーダを体験したいという方におすすめなのが、exserendib-ayurvedaです。

Exserendib Ayurveda Cure & Therapyは、コロンボ7区フラワーロードの静かな一角にある“本物のアーユルヴェーダ”施設です。

ユイ

ドクターの問診・体質診断にもとづき、シャワー付きの清潔な個室で施術を受けられます。

日帰りから数日のプログラムまで用意され、シロダーラを含む医療的アプローチで慢性疲労や不眠、皮膚トラブル、痛みなどの体質改善に対応。

日本語情報や日本人オーナー体制で安心、医師の診断書発行も可能。中心地・シナモンレッド至近の好立地で、短期間でも深い休息と回復を実感できます。予約も日本語で行うことができます。

エラ

LINEでも受け付けているみたいなので手軽でいいですね!

アルジュン

私も訪れたことはありますが、医師の診断から本格的なアーユルヴェーダまで味わうことができました!

日本人からの口コミも多く掲載されていたので参考にしてみてください。

シーギリヤ・ダンブッラ周辺エリアのおすすめホテル

文化三角地帯とも呼ばれるシーギリヤやダンブッラ周辺は、仏教遺跡など世界遺産が集まる一大観光エリアです。

シーギリヤロック
ダンjんブッラ石窟寺院
ユイ

一方で少し郊外に足を延ばせば豊かな自然も広がり、観光と養生の両方を叶えるアーユルヴェーダリゾートが点在しています。

このエリアでは評判の高い高級リゾートと、中級向けリトリート施設を中心に紹介します。

アルジュン

シーギリヤ近辺で日帰りのアーユルヴェーダを1時間から2時間体験したいという方であれば、弊社(スリランカタクシーチャーターサービス)でチャーターいただければ手配をすることは可能です!

アーユギリ・アーユルヴェーダ・ウェルネス・リゾート(シギリヤ)

2024年6月にシギリヤ近郊でオープンした最新の高級アーユルヴェーダリゾートです。

エラ

全22棟あるヴィラ客室すべてにプライベートプールが付属し、密林に溶け込む隠れ家のような贅沢空間を実現しています。広大な敷地は豊かな緑に囲まれ静寂そのもの。

アルジュン

各ヴィラにはリビングや広いバスルームも備わり、長期滞在でも快適に過ごせる充実ぶりです。

「ラグジュアリーなウェルネスリゾート」の名にふさわしい洗練された佇まいで、オープン直後から国内外の富裕層ウェルネストラベラーの注目を集めています。

もちろんアーユルヴェーダ施設としての充実度も折り紙付き。本場スリランカの伝統医師が常駐し、到着時の詳細カウンセリングで一人ひとりに最適な治療プランを作成してくれます。

全プランは食事やハーブ薬まで含むオールインクルーシブ制で、例えば5日間の入門パッケージではオイルマッサージ等15回+ヨガ8回がセットになっています。

価格帯は1泊あたり約30,000~50,000円とかなり高額ですが、全室プール付きヴィラ&オールインクルーシブ療養プログラム込みと考えれば妥当と言えるでしょう。

ユイ

1泊でも90分のアーユルヴェーダ施術がついたプランもあるので安心してくださいね!

アーユルヴェーダを施術できるプラン
価格はにってによって変わります

Suite with Plunge Pool + Complimentary Ayurveda Doctors Consultation + 90‑minute Treatment Daily」のプランを予約することで、アーユルヴェーダの施術もセットでついてきます。

シーギリヤ・ロックから車で15分、ダンブッラ石窟寺院へ25分と観光拠点としてのアクセスも良好です。観光客の多いエリアながら、一歩リゾートに入れば喧騒を忘れる静けさ。ジャングルと調和した静謐な環境で極上のデトックス体験ができるアーユギリは、「次のスリランカ旅行では自分へのご褒美に奮発したい」という方にイチオシです。

アユルヴィー・シギリヤ(シギリヤ)

アユルヴィー・シギリヤ
アユルヴィー・シギリヤ


スリランカ屈指の観光地シーギリヤ近郊に2018年に開業したアーユルヴェーダリトリートホテルです。

アルジュン

アリヤ・リゾート&スパ(Aliya Resort & Spa)という大型ホテルに隣接しており、同じThemaコレクション系列の姉妹施設になります。

両者の提携関係: 簡潔に言えば、姉妹ホテルとして互いに補完し合う関係にあります。Ayurvie Sigiriya側の宿泊者はAliya Resort内のプールやレストラン、バーなど一般施設を自由に利用できる一方、Aliya側の宿泊者もAyurvieのスパ設備を予約利用したり、朝夕のヨガクラスにドロップイン参加することが可能です

全10室のみの小規模施設でスタッフや宿泊客同士の距離が近く、長期で滞在すればまさに「我が家」のようにリラックスできると評判です。実際に15日間滞在した日本人ゲストから「心も身体もリセットされ、優しい気持ちになれるリトリートだった」との声が寄せられるなど、居心地の良さは折り紙付き。

周囲は村の素朴な風景が残るジャングルで、アーユルヴェーダ治療の効果を高めるには理想的な立地とされています。というのも「施術期間中は風に当たらない方がよい」と言われ、海や川辺より樹木や土の多い環境が望ましいためです。

その点、シギリヤの緑豊かな大地はまさにうってつけ。滞在中は鳥のさえずりで目覚め、ジャングルのエネルギーに包まれながら治療に集中できます。

エラ

施術と観光の両立もしやすいのが特徴です。ホテルスタッフと相談のうえ、午前の施術を午後にずらしてもらい空いた時間に周辺観光へ出かけることも可能です

実際、前述の15日滞在ゲストは治療の合間にピドゥランガラ寺院やアヌラーダプラ遺跡まで日帰りで訪れたそうです。シギリヤ・ロックまでは車で15分程度と近く、遺跡観光と本格アーユルヴェーダの両方を満喫したい「いいとこ取り」派にも嬉しいロケーションと言えます。

施術は毎日朝夕2回行われ、初日にドクターの問診・体質診断を実施。食事はオープンエアのダイニングで提供され、見た目にもヘルシーなスリランカ家庭料理が並びます。シギリヤでは珍しくプール設備はありませんが、隣接するアリヤ・リゾートのプールやレストランを利用可能なのも利点です。

逆にアリヤ宿泊客がアユルヴィーに立ち寄って施術を受けることもできるなど、両ホテルのサービスを相互補完しています。

利用客は欧米人が中心で、日本語対応スタッフや通訳サービスはありません。しかし「ホテルスタッフの英語もシンプルでゆっくり話すので、翻訳アプリなどを駆使すれば十分問題ない」と前出の日本人ゲストもコメントしています。

費用目安は1泊あたり約30,000~40,000円前後(フルボード&治療込み)です。周辺に商店等はないため、必要な買い物は事前に済ませてから向かうと良いでしょう。

ユイ

自然の中で穏やかな時間を過ごせるアユルヴィー・シギリヤは、「観光も諦めたくないけど本格的な治療も受けたい」という欲張りな旅にぴったりの穴場的リゾートです。

キャンディ周辺エリアのおすすめホテル

スリランカ中央部の古都キャンディ周辺は、紅茶の産地や雄大な山岳景観で知られるエリアです。

アーユルヴェーダ専門リゾートは主に郊外に点在しており、高級ウェルネス路線のホテルから日本人向けサービスが充実した穴場まで様々です。ここではキャンディ近郊の注目ホテルを2つご紹介します。

サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパ(キャンディ郊外)

サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパ
サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパ

サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパはキャンディから車で約1.5時間、山あいの紅茶畑跡地に広がるスリランカ初の本格ウェルネスリゾートです。

2016年開業ながらTravel + Leisure誌「世界のベスト新ホテル」に選出されるなど世界的な評価を受け、2023年には米タイム誌の「世界で訪れるべき100の場所」にも選ばれています。

ユイ

客室は尾根沿いに建つスタイリッシュなヴィラで、全20棟すべてが山岳の大パノラマを望む設計。

アルジュン

テレビやエアコンをあえて排し、最小限の調度品だけを置いたミニマルな空間は「瞑想僧がこもる洞窟」をヒントにデザインされています。

窓は前面の一方向のみにとどめ、視界に余計な情報を入れないことで内省を深める効果を狙っているとのこと。建築的にも非常にユニークで、巨匠ジェフリー・バワの熱心な弟子でもあった建築家Thisara Thanapathy氏が手掛けた意欲作です。

自然環境も極上です。辺りに人工物は一切なく、遠くに連なるナックルズ山脈や茶畑の緑を眺めながら、静寂の中で過ごす時間は格別と言えます。施設の中心にあるメインパビリオン棟にはレストランとインフィニティプール、ヨガパビリオン等を配置。

レストランにはメニュー表がなく、毎回ゲストの希望と体調をシェフが直接ヒアリングして料理を仕立てる独自スタイルです。例えば「今夜はスパイス控えめの野菜パスタが食べたい」と伝えると、シェフが自家農園産オーガニック野菜やハーブを用いて希望に沿ったコース料理を提供してくれます。

ユイ

栄養士とアーユルヴェーダ医師の監修のもと、各人のドーシャバランスに配慮したメニューが組まれるため効果も抜群です。

スパ施設はメイン棟から少し離れた静かな場所にあり、電動カートで送迎してもらえます。広々としたトリートメントルーム、ガラス張りの瞑想サウナ、温水プランジプールなど設備も超充実。

提供される施術はアーユルヴェーダが基本ですが、海外からのゲスト向けにタイ式やスウェーデン式マッサージ、ファスティング(断食)プログラムなど多彩なメニューが揃います。

チェックイン時にドクターと相談し、目的に合わせてデトックス・ストレス解消・フィットネス強化などコースを選択可能です。

料金は決して安くなく、1泊あたり500~700米ドル(約7~10万円)程度の予算を見ておく必要があります。Booking.comで予約してもSpaが自動でついています。(daily spa access)

サンタニ・ウェルネス・リゾート&スパのプラン
ユイ

価格が高い分「人生最高のリトリート体験ができた」「料理がまるでミシュラン級」「スタッフのおもてなしが完璧」など宿泊者の満足度は極めて高いです。

カップルやハネムーナーで訪れるケースも多く、大切な人と非日常の癒しを味わうのにも最適でしょう。スリランカを代表するラグジュアリー・ウェルネスホテルとして、一度は体験してみる価値のある存在です。

アーユピヤサ(マータレー)

アーユピヤサ
アーユピヤサ

スパイスガーデンで有名なマータレー郊外に位置する全8室ほどのアットホームなアーユルヴェーダホテルです。

ユイ

日本人オーナーの協力により2009年に開設されて以来、日本人旅行者にも密かに人気を集めています。

ホテル名「Ayu Piyasa」はシンハラ語で「長寿の住まい」という意味。名前の通り、訪れるだけで寿命が延びそうな穏やかで家庭的な雰囲気が魅力です。

最大の特徴は日本語サポートの手厚さ。現地スタッフに日本語堪能な者が常駐しており、問診時の通訳や生活面でのサポートも万全です。英語に自信がない方やアーユルヴェーダ初体験の方でも安心して滞在できます。実際「スタッフが親切に世話してくれ不安がなかった」「何でも日本語で相談できた」との声が多数寄せられています。

プログラム内容は本格的そのもの。到着するとすぐ問診が行われ、各人に合わせた施術と食事スケジュールを提案してくれます。シロダーラやハーバルスチームバスはもちろん、場合によっては癒し目的以外のピンダ(発汗療法)やヴァスティ(浣腸療法)まで取り入れた本格的な浄化療法を実践します。

アルジュン

施術室はシンプルな共同ルームで行い、セラピストと会話しながら進める昔ながらのスタイルです。「まるで田舎の実家で療養するような感覚だった」と例えるゲストもいます。

食事は地元の食材を使った家庭料理で、スパイス使いも優しく日本人の口に合うと好評です。滞在中はアルコールと喫煙は禁止され、希望者には朝夕のヨガレッスンも提供されます。アットホームな中にも規律正しいリトリート生活が送れるでしょう。

料金設定は明朗で、1人部屋利用の場合1泊34,500円(※2020年時点)ですが4泊以上で割引が適用され、7泊以上なら1泊27,000円まで下がります。

アーユピサヤの価格

予約はこちらのリンクに記載のメールと電話からできます。

ユイ

日本人のオーナーが経営しているので日本語で予約できるのは嬉しいですね!

この料金に3食・施術・ヨガ・観光送迎まですべて含まれているため、「日本のアーユルヴェーダサロン1回分で1日フルコース受けられる」とコスパの良さが評価されています。

周囲には商店やレストランが少ないため、必要な日用品は事前に買っていくのがおすすめです。Wi-Fiは利用できますが、滞在者いわく「せっかくならデジタルデトックスして本に浸るのが吉」とのこと。

日本人による日本人のためのアーユルヴェーダ宿とも言えるアーユピヤサは、「一人で海外アーユルヴェーダはハードルが高い…」という初心者にまさに理想的なリトリートでしょう。

エッラ周辺エリアのおすすめホテル

絶景トレッキングで人気のエッラ周辺は、標高が高く空気の澄んだ高原リゾートエリアです。

エラ

伝統的なアーユルヴェーダ専門宿は少ないものの、スパ設備の整った高級ホテルで施術を体験することができます。ここでは山岳エリアで特に人気のホテルを紹介します。

98エーカーズ・リゾート&スパ(エッラ)

98エーカーズ・リゾート&スパ
98エーカーズ・リゾート&スパ

エッラを代表するラグジュアリーホテルで、緑豊かな茶園の中に佇む「天空のリゾート」です。

ユイ

98エーカー(約40万㎡)もの広大な敷地にはヘリポートも備わり、2015・2016年にはWorld Luxury Hotel Awards「世界最高のマウンテンホテル」部門グローバル賞に輝いた実績もあります。

客室は茶畑に点在するシャレー(山小屋)タイプで、各棟がエッラロックやリトルアダムスピークなど名峰のパノラマを望む絶好のロケーション。木と石を基調にしたナチュラルモダンな内装で、テラスから朝霧の山々を眺めるひとときはまさに格別です。

エラ

付帯施設も充実しており、なかでもスパ「SPA 98」は大人気です。

アーユルヴェーダのメニューを含む各種トリートメントを、心地よい山風が吹き抜ける開放的な環境で受けられると評判です。紅茶の葉を使ったスクラブや、高地ハーブオイルのボディマッサージなど土地ならではの施術も用意されており、眺望抜群のプールと合わせて癒し効果は満点です。

宿泊者の口コミでも「スパからの景色が素晴らしく、トリートメントの技術も高かった」「ただし男性マッサージ師だったので少し驚いた」といった声が見られます。純粋なアーユルヴェーダ治療施設ではありませんが、気軽に本格施術を体験できる点で旅行者には嬉しいポイントでしょう。

ホテル内レストランでは、自社農園産の紅茶や有機野菜を使った創作料理が楽しめます。茶葉を練り込んだパスタやハーブ鶏のグリルなどヘルシー志向のメニューもあり、滞在中の食事も飽きません。

客室料金は1泊あたり約25,000~35,000円(2名利用時)と高めですが、アクセスの良さも魅力です。エッラの象徴ナインアーチ橋へはわずか1kmで徒歩圏内、リトルアダムスピーク登山口も敷地に隣接しており観光の拠点としても抜群です。

ユイ

あらかじめスパ付きのプランを予約することはできないので、気になる方は事前にHPの予約ページにアクセスして問い合わせをするのをおすすめします!

Reservation formに以下のように記載して聞いてみるのがよいでしょう。

(入力例文)
My name is Taro Yamada, and I’m planning a trip from Japan.
I would like to check in on October 13 and check out on October 14.
I’ll be staying for one night—would it be possible to book a treatment during my stay?
Could you also let me know the price?



(日本語)
日本から旅行予定のYamada Taroです。 10月13日にCheck inして10月14日にCheck outしたいと思っています。 1泊ですがトリートメントを受けることは可能ですか? 価格についても教えてください。

雄大な山並みを望む絶景と、ほど良いアクティビティ&リラクゼーションを両立できる98エーカーズは、ハネムーンや記念旅行にも最適な高原リゾートと言えるでしょう。

なおヌワラエリヤ周辺には、かつてバワが手掛けた「ヘリタンス・ティーファクトリー」や高級テント宿「ミストジャラ」など個性的な宿泊施設がありますが、アーユルヴェーダ施術に特化したホテルは多くありません。各ホテルのスパメニューでシングルのアーユルヴェーダマッサージを受けることは可能です。本格的なデトックス治療を希望の場合は前述の他エリア施設を組み合わせるのがおすすめです。

Galle・南部海岸エリアのおすすめホテル

スリランカ南西~南部の海岸沿いには、ビーチリゾートの魅力と本格アーユルヴェーダを兼ね備えた人気ホテルが数多く存在します。

アルジュン

青い海を眺め潮風に吹かれながら癒される贅沢は欧米からの長期滞在者にも大人気で、特に老舗リゾートはドイツや日本からのリピーターが絶えません。

南西部のベルワラ~ベントタ周辺には伝統ある高級施設が集中し、より自然豊かな南部ウェリガマ以東には素朴な専門リゾートが点在する傾向があります。ここでは代表的な高級路線と老舗専門路線のホテルを紹介します。

ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ(ベルワラ)

ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ
ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ

インド洋に面したベルワラのビーチ沿いに位置する高級アーユルヴェーダリゾートです。かつての名門ホテル「ネプチューン」を改装し2010年にアーユルヴェーダ専門宿として生まれ変わりました。

アルジュン

建物はスリランカを代表する建築家ジェフリー・バワ設計の白亜の邸宅風で、コロニアル調の優雅な佇まいが印象的です。

黄金色のプライベートビーチが隣接し、海風が吹き抜ける開放的な敷地にはヤシの木陰にリラクゼーション用のガゼボ(東屋)も点在します。客室やスパ棟の豪華さはトップクラスで、特にトリートメントルームの設備充実ぶりには定評があります。

エラ

治療プログラムは非常にストイックで本格志向です。最低滞在日数が4泊以上に定められており、短期の体験利用は原則受け付けていません。

6泊以上しないと人気のシロダーラ(額へのオイル滴下)などディープな施術は行わないという徹底ぶりで、「真に体質改善したいなら長期滞在すべし」というアーユルヴェーダの考えに沿った運営ポリシーが貫かれています。

豊富な知識を持つベテランドクターの診断のもと、全員がアーユルヴェーダ食のフルコースと毎朝のヨガを組み合わせて心身を丸ごとリセットするプログラムが実践されます。

コーヒーやアルコールは提供されず、アーユルヴェーダ薬草茶やココナッツウォーターが代わりに振る舞われます。ゲストからは「最初の2日はカフェイン禁断症状で頭痛がしたが、その後体調が劇的に良くなった」「徹底管理のおかげで自分を甘やかさず集中できた」といった声もあり、まさに“入院レベル”の治療体験ができる施設です。

ユイ

料金は1週間パッケージで約2,000ドル前後(1日あたり約3~4万円)と高額ですが、ハイクラスのサービスと治療内容を考えれば納得感があります。

周辺観光スポットは少なめですが、ホテル主催で週に数回ガレ(ゴール)要塞などへのエクスカーションが開催されており希望者は参加できます。

「本気で体を変えたい」というリピーターから厚い支持を受けるヘリタンス・マハゲダラ。格式ある佇まいの中、揺るぎない本格アーユルヴェーダにじっくり向き合いたい方に最適です。

バーベリン・アーユルヴェーダ・リゾート(ウェリガマ)

バーベリン・アーユルヴェーダ・リゾート
バーベリン・アーユルヴェーダ・リゾート

スリランカのアーユルヴェーダリゾートの草分け的存在として知られる老舗専門ホテルです。

創業は1968年、首都近郊ベルワラの「バーベリン・リーフ」から始まり、その後2003年に南部ウェリガマに本格施設「バーベリン・ビーチ」をオープンしました。

以降50年以上にわたり国内外からゲストを迎えてきた実績は信頼の証と言えるでしょう。ウェリガマの広大な敷地にはヤシの木生い茂るジャングルがそのまま残され、目の前にはプライベート感あふれるビーチが広がります。

ユイ

高級ホテルのような派手さこそありませんが、そのぶん自然との一体感が心地よい素朴な空間です。客室にテレビを置かずWi-Fiも共用部のみに限定するなど、徹底したデジタルデトックス方針もユニークです。

(入力例文)
My name is Taro Yamada, and I’m planning a trip from Japan.
I would like to check in on October 13 and check out on October 14.
I’ll be staying for one night—would it be possible to book a treatment during my stay?
Could you also let me know the price?



(日本語)
日本から旅行予定のYamada Taroです。 10月13日にCheck inして10月14日にCheck outしたいと思っています。 1泊ですがトリートメントを受けることは可能ですか? 価格についても教えてください。

提供されるアーユルヴェーダはまさに「王道」です。チェックイン後すぐ医師の問診でドーシャ診断を受け、一人ひとりに合わせた施術プランが決定。

発汗療法(スチームバス)や薬草オイルマッサージ、ハーバルバス、必要に応じて浣腸療法まで、浄化と調整を目的とした多彩なトリートメントが連日施されます。

伝統医療を重視するため、施術は贅沢な個室スパではなく昔ながらの素朴な処置室で行われます。複数のセラピストによる力強いオイルマッサージや、各人の体質に合わせた漢方薬の処方など、その徹底ぶりに最初は戸惑うほどです。

しかし日を追うごとに身体が軽くなる実感が湧き、最終日には効果に驚かされるでしょう。全参加者に最低6泊以上の滞在が求められるのも、本格的なパンチャカルマ(浄化療法)の効果を最大化するためのこだわりです。

アルジュン

食事は医師監修のもとスリランカ料理中心のビュッフェが提供され、曜日によっては各ドーシャ別メニューのコース料理も供されるので飽きません。

希望者には調理実演クラスも開かれ、アーユルヴェーダ食のレシピを学ぶ機会もあります。滞在中、グループでの観光ツアーが定期的に企画されており、ゴール旧市街など近郊の名所へのミニツアーに無料で参加できるのも嬉しいポイントです。

欧米から長期滞在するゲストが多いですが、日本語通訳の手配も可能なので英語が苦手な方も安心です。価格は1泊あたり約15,000~25,000円(6泊以上のパッケージ)と老舗にしては控えめで、「ここに行けば間違いない」と世界中の旅行者に支持されるクオリティがあります。

バーベリンは現在、ベルワラとウェリガマの他にも新リゾート「Barberyn Sands」(Bentota近郊)や東海岸Batticaloaの「Barberyn Waves」など展開を広げています。

いずれも医師団常駐と充実プログラムで定評があります。特に最新施設のBarberyn Sandsはモダンで清潔な設備が揃い初心者でも過ごしやすいと評判です。バーベリン各リゾートはいわば“アーユルヴェーダの病院”に入院するかのような本格ケアを受けられるのが最大の魅力で、実際欧米から毎年のように繰り返し訪れるリピーターが非常に多いそうです。

老舗ゆえ料金は若干高めですが、長期パッケージにするほど1泊あたり料金は割安になります。一例として、ある施設では1泊約34,500円が4泊以上で29,900円、7泊以上で27,000円と段階的に値引きされます。

ユイ

予約は以下にメールをすることになります

Email: reservations@barberynresorts.com

このように続けて受けるほど効果が出るというアーユルヴェーダの思想に沿い、各施設とも長期滞在割引を設けています。「初めてでもここに行けば間違いない」と評判のバーベリンは、費用さえ許せばぜひ検討したい王道中の王道リゾートです。

まとめ:スリランカのアーユルヴェーダ旅で心身をリフレッシュ

今回のポイントをまとめると以下となります。

  • スリランカには医師常駐の本格アーユルヴェーダホテルが多数あり、5~7日間以上の滞在でパンチャカルマ(浄化療法)など本場のデトックスが体験できます。短期でもドクター診断付きプログラムを提供する施設もあります。旅の目的や日程に合わせて最適なホテルを選びましょう。
  • 世界遺産観光と癒やしを両立可能なのもスリランカならではの魅力です。シーギリヤやキャンディ近郊のリゾートでは、遺跡巡りの合間に施術を受けるプランも可能で、観光もデトックスも欲張りたい方に最適です。南部ビーチの老舗では滞在者向け無料観光ツアーも用意されており、治療中でも息抜きに名所見学ができます。
  • 空港近くのホテルなら到着日からすぐ施術開始でき、短い休みでも効率よくアーユルヴェーダを取り入れられます。ネゴンボのジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズは空港20分の好立地で、日本人利用も多く短期プランが充実しています。
  • 老舗専門施設では6~7泊以上の長期滞在が推奨されます。毎日多彩な伝統療法を受けることで体質改善や深いリラクゼーション効果が期待でき、「終わる頃には心身とも軽くなった」との声も多いです。時間に余裕があれば1~2週間じっくり自分と向き合う旅がおすすめです。
  • 今回紹介したホテルはどこも日本から事前予約可能で、英語が苦手な方向けに日本語対応や通訳サービスがある施設もあります。ぜひ自分に合ったリゾートを選び、本場スリランカで心身を癒やす特別なアーユルヴェーダ体験をしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。スリランカの伝統医療アーユルヴェーダを通じて、皆様の旅が心も体も蘇る素晴らしい時間となりますように。

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