ネゴンボはスリランカ旅行の最初や最後に立ち寄りたい穴場リゾートです。コロンボ国際空港から車で約20分という近さで、美しいビーチと活気ある魚市場をあわせ持っています。
海岸沿いには建築家ジェフリー・バワ設計のリゾートホテルから家族経営のゲストハウスまで多彩な宿泊施設が並び、新鮮なシーフードも満喫できます。
年間を通じて温暖な気候で、特に12月〜4月頃の乾季は雨が少なく観光に最適なハイシーズンです(この時期は早めの予約がおすすめ)。
今回はネゴンボでラグジュアリーな滞在ができる高級リゾートホテルと、本格アーユルヴェーダが体験できるウェルネスホテルの計6軒を厳選してご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ご自身の旅行スタイルに合ったお気に入りの一軒を見つけてください。
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ホテル名 | クラス | 目安料金 (1泊) | 空港からの距離 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
Heritance Negombo(ヘリタンス・ネゴンボ) | ラグジュアリー | 約¥20,000~ | 約12km(車で20分) | 2016年開業の新5つ星 / ビーチ直結 / 大型リゾート |
Jetwing Blue(ジェットウィング・ブルー) | ラグジュアリー | 約¥15,000~ | 約15km(車で20分) | ジェットウィング創業ホテル / プール2つ・スパ完備。120室規模 |
Jetwing Beach(ジェットウィング・ビーチ) | ラグジュアリー | 約¥15,000~ | 約13km(車で25分) | バワ設計の5つ星/ 静かで大人向けの空間/ 全室オーシャンビュー |
Jetwing Lagoon(ジェットウィング・ラグーン) | ラグジュアリー | 約¥12,000~ | 約16km(車で30分) | スリランカ初のリゾートホテル/ ラグーン沿い隠れ家 / 全長100mプール |
Jetwing Ayurveda Pavilions(ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ) | ウェルネス | 約¥15,000~ | 約12km(車で20分) | スリランカ初のアーユルヴェーダ専門リゾート / 専門医常駐 / 食事治療付き |
Pledge Scape(プレッジ・スケープ) | ラグジュアリー | 約¥30,000~ | 約15km(車で20分) | 近年オープンの5つ星 |
Jetwing Ayurveda Pavilions(ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ)


「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ」は、スリランカで最初に誕生したアーユルヴェーダ専門リゾートホテルです。ウェルネス事業に力を入れるJetwingグループの中でもアーユルヴェーダに特化した施設で、密かに注目を集めています。

実際に宿泊しましたが、食事も美味しいですし、本格的なアーユルヴェーダを味わえて最高でした!文句なくおすすめできます!
空港から車で約20分、ネゴンボ市街中心部の便利な立地ながら、喧騒から一歩離れた静かな環境にあり「理想的な隠れ家」と称されます。敷地内に一歩入れば緑豊かなガーデンと南国建築の平屋パビリオンが点在し、ゆったり心身を整えるのにふさわしい穏やかな空気が流れます。
こちらの最大の特徴は充実した本格アーユルヴェーダ治療プログラムです。まず宿泊中は毎日朝にアーユルヴェーダ専門医との問診があり、ゲスト一人ひとりの体質・体調に合わせたオーダーメイドの施術プランが組まれます。
通常は最低3泊以上からの滞在が推奨され、問診結果に基づく約2時間15分のトリートメントやハーバルバス、ヨガセッション、そして体質別に調理された朝昼夕のアーユルヴェーディック・ミール(薬膳料理)3食がセットになっています。



しかし、1泊2日でもアーユルヴェーダを体験することができます!Booking.comではアーユルヴェーダ付きの宿泊プランが提供されています!


館内施設も充実しており、プールやヨガ用屋内スペース、薬草庭園に囲まれたトリートメントルーム棟「アーユルヴェーダ・ニワサ」などが整備されています。
治療の合間には参加無料のアクティビティ(瞑想や料理デモ等)も開催されるため、「ずっと施術漬けだと飽きるかも…」という心配もありません。市街地に近いので疲れない範囲でビーチ散策やショッピングに出かけることも可能です。
心身のデトックスや体質改善を目的に長期滞在するリピーターもいるほど評判が高く、「滞在中に体が軽くなった」「ストレスから解放されリフレッシュできた」といった声も聞かれます。



観光だけでなく “癒しの旅” を求める方にぜひ検討してほしい特別なホテルです。
Heritance Negombo(ヘリタンス・ネゴンボ)


「ヘリタンス・ネゴンボ」は、ネゴンボを代表する大型5つ星ビーチリゾートです。2016年に老舗ホテル「ブラウンズビーチ」の跡地に新築オープンした比較的新しいホテルで、投資額は約50億スリランカルピーにも上ります。
ロビーに一歩入れば目の前にインド洋が広がり、その絶景ビューは圧巻です。館内には海に面したインフィニティプールやプールサイドバー、ビュッフェレストランなど設備が充実し、スパはスリランカ発の高級アロマブランド「スパセイロン」による極上トリートメントが受けられます。
客室数は約139室と規模が大きく、モダンで明るい内装の部屋からは美しいサンセットを望めます。立地は空港から車で約20〜30分とアクセス良好で、到着直後や帰国前の滞在にも便利です。





実際の宿泊者の口コミでも「一人旅でも安心してくつろげた」「スタッフの対応が親切」と高評価が多く、女性のひとり旅やスリランカ初心者にも選ばれています。
ビーチに直結した開放的なロケーションで、南国の海風を感じながら贅沢なリゾートステイを満喫できるでしょう。
Jetwing Blue(ジェットウィング・ブルー)




「ジェットウィング・ブルー」は、ネゴンボ随一の老舗高級リゾートであり、Jetwingホテルズの創業旗艦として知られます。
1973年にわずか6部屋の小さなヴィラ「ブルー・オーシャニック」として誕生し、その後増改築を重ね現在は約120室規模の5つ星ビーチリゾートへと進化しました。
ネゴンボ中心部の白砂ビーチ沿いに位置し、空港から車で約20分(約15km)という抜群のアクセスの良さです。敷地は約9エーカーもの広大なトロピカルガーデンに包まれ、リゾート内に一歩入ると喧騒を忘れてくつろげます。
館内にはインド洋を望むインフィニティプールを含む2つの屋外プールがあり、子ども用プールも備えています。最新設備のフィットネスジムやフルサービススパも併設されており、隣接する姉妹ホテル「Jetwing Beach」のテニスコートやスパ施設も利用可能です。



夕暮れ時には海とプールが一体化したような絶景のサンセットが楽しめ、まさに南国リゾートならではの贅沢な時間を過ごせます。
食事も充実しており、ライブキッチンが人気のメインレストラン「The Kitchen」をはじめ和食も提供する寿司バーやビーチ沿いのグリル&バーなど計5軒のレストランと3軒のバーがあります。



豊富なシーフード料理やスリランカ料理のブッフェは宿泊客からも好評です。最大800名収容のボールルームを備え、結婚式や国際会議にも対応可能。
老舗ならではの安定したホスピタリティで「到着初日や帰国前のリラックス滞在に最適」「スタッフの対応が素晴らしい」といった声も多く、女子旅・カップル・ファミリー問わず安心しておすすめできる一軒です。
Jetwing Beach(ジェットウィング・ビーチ)




「ジェットウィング・ビーチ」は、スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワが基本設計を手掛けたことで有名な5つ星リゾートです。
もともと1987年に「ロイヤル・オーシェニック」という名で開業し、ジェットウィングとバワ氏の最初のコラボレーション作品となりました。


2004年にバワの愛弟子である建築家ヴィノッド・ジャヤシンハ氏の手により大規模改装され、現在の「Jetwing Beach」として生まれ変わりました。



バワの意匠を色濃く残す開放的な吹き抜けロビーや中庭のプール、コロニアル調とモダンが融合した洗練されたデザインが魅力です。
姉妹ホテルのJetwing Blueに隣接していますが、こちらの方が客室数78室と小規模で落ち着いた雰囲気です(全室オーシャンビュー)。
Jetwing Blueが大型で賑やかなのに対し、Jetwing Beachは静かで大人のカップルやハネムーンに好適なプライベート感があります。もちろん5つ星らしい行き届いたサービスにも定評があり、「スタイリッシュで静かに過ごせる」と高評価を得ています。



レストランやバーからは目の前のビーチを眺めながら食事ができ、特に潮風を感じるオープンエアのバーで過ごす夕暮れ時は格別です。
スパやテニスコートは前述のJetwing Blueと共用ですが、館内にもスパCeylon製品を扱うブティックがありリゾート気分を盛り上げます。空港送迎サービスも利用でき、主要観光スポットへの日帰りツアー手配などコンシェルジュ対応も万全。ネゴンボでバワ建築の趣を感じながら静かに贅沢したい方にぴったりのホテルです。
Jetwing Lagoon(ジェットウィング・ラグーン)




「ジェットウィング・ラグーン」は、ネゴンボのラグーン畔に佇む隠れ家的リゾートで、実はスリランカ初のリゾートホテルとして1965年に開業した伝説的な一軒です。
ジェフリー・バワがホテル設計デビューを飾った記念碑的作品でもあり、一度閉鎖されていたものをJetwingグループが買収して改装し、2012年に現代的なラグジュアリーリゾートとして再生しました。
バワと共に仕事をした芸術家ラキ・セナナヤケ氏によるスケッチが館内を飾り、低層のヴィラ群が広がるレイアウトは「水」と「空間」の調和を最大限に活かしたデザインです。
最大の特徴は100メートルにも及ぶ屋外プールで、ラグーンの水面と一体化するような開放感は他では味わえません。ラグーンに面した客室やレストラン、風が抜ける中庭など、どこにいても水辺のリラックスした雰囲気を感じられます。



市街地から少し離れている分、静かで大人向けの癒しの空間となっており、実際宿泊者からも「喧騒を忘れてのんびり過ごせる」と評判です。
またアーユルヴェーダの専門ドクターが常駐しており、本格的なウェルネスプログラムを受けられるのも魅力です。館内のスパでは伝統的なオイルトリートメントなど各種施術が用意され、旅の疲れを癒やしてくれるでしょう。空港から車で約30分とアクセスも良いため、到着後すぐに癒しのリゾート気分を味わいたい人や、観光で動き回った後に静養したい人にも最適です。
Pledge Scape(プレッジ・スケープ)


「プレッジ・スケープ」は、近年ネゴンボのビーチ沿いに登場した注目のブティックラグジュアリーホテルです。
地元資本の「Pledge」グループが手掛ける最新の5つ星ホテルで、全客室わずか25室ほどのプライベート感あふれる隠れ家的存在です(16歳未満の子どもは宿泊不可の方針あり)。
平均客室料金は1泊あたり約300ドル前後とネゴンボ随一の高さで、その分クオリティと独自性にこだわった体験を提供しています。
最大の特徴は船をテーマにしたユニークなデザインです。館内に足を踏み入れるとまるでオールドスタイルの豪華客船に乗り込んだかのようなインテリアで、ウッディな内装や真鍮の装飾がノスタルジックな雰囲気を醸し出します。客室は広々としてスタイリッシュ。
なかでも「スイートルーム」には海に面したバルコニーに専用のプランジプール(小型プール)を備えており、誰にも邪魔されずにインド洋を眺めながら贅沢なひとときを過ごせます。



夜には月明かりに照らされた海をプールに浸かりながら独占できるとあって、ハネムーンなど特別な旅行にも人気です。
館内施設も少数精鋭ながら充実しています。最上階には180度のオーシャンビューを望むルーフトップの展望デッキがあり、昼は青い海と空、夜は星空を眺めながら食事やドリンクを楽しめます。
地上階にはインフィニティエッジの屋外プールやジャグジーがあり、こちらも海と一体化するような爽快な景色が魅力です。



館内レストランではシェフ自慢の創作スリランカ料理や新鮮なシーフードを盛り付けも美しく提供し、「料理が芸術的で感動した」と評判です。
夕方には無料のマネージャーズレセプション(カクテルサービス)も開催され、宿泊客同士の交流の場にもなっています。
立地はネゴンボの主要ホテルが並ぶビーチ通りの一角で、周囲にレストランやショップも多く便利です。空港からは車で約20分程度とこちらもアクセス良好。
スタッフのホスピタリティも高く、「どのホテルよりも清潔で快適」「静かな環境でゆったり過ごせた」との口コミが寄せられています。大規模ホテルにはない洗練されたデザイン空間で、ワンランク上のリゾートステイを体験したい方におすすめです。
まとめ
以上、ネゴンボでおすすめの高級ホテル6選をご紹介しました。どのホテルも空港から近く、旅の最初や最後の滞在に便利なうえ、それぞれ個性的な魅力があります。最後に要点をまとめます。
- ネゴンボは空港至近のビーチリゾートで、高級ホテルからアーユルヴェーダ施設まで揃い、観光やリラックスに最適。乾季(12~4月)は特に快適。
- Heritance Negombo:2016年開業の新しい大型5つ星。空港近くで景観抜群。女性のひとり旅にも好評。
- Jetwing Blue:Jetwing創業ホテルで120室規模。プールやレストラン充実。老舗の安心感でファミリーにも◎。
- Jetwing Beach:バワ設計の上質リゾート。静かで落ち着いた雰囲気。ハネムーンなど大人の滞在におすすめ。
- Jetwing Lagoon:バワ初設計の隠れ家リゾート。100mプールと静寂な環境で癒しのステイ。アーユルヴェーダ施設併設。
- Jetwing Ayurveda Pavilions:本格アーユルヴェーダ療養に特化。毎日専門医のケアが受けられ安心。日本人利用者にも好評。
- Pledge Scape:近年登場した小規模ラグジュアリー。独創的な船モチーフのデザインと客室プライベートプールが魅力。特別な滞在に。
ネゴンボならではの極上ホテルでぜひ思い出に残るひとときをお過ごしください。旅の目的や好みに合わせて最適な一軒が見つかれば幸いです。楽しいスリランカの旅を!