次の休暇、どの海で目覚めますか？
波の音で朝が始まり、黄金色の砂浜で夕陽に乾杯する一日。スリランカの海岸線は、“のんびり”と“冒険”が心地よく同居する舞台です。
乾季の南岸（ミリッサ／ウナワトゥナ／ベントータ）ではクジラに会いに沖へ出て、遠浅の海で家族と遊び、ビーチサイドで新鮮なシーフードを。
アルジュン要塞都市ゴール観光ができる立地に3つのビーチリゾートがひしめいています！また、ウナワトゥナやミリッサからであればヤーラ国立公園も観光できる場所にありますね！
ユイ本記事では、各エリアの魅力と予約できる体験、滞在にぴったりのホテルを、旅の組み立てがしやすい実用情報とともに紹介します！
ベストシーズンや移動の目安も交え、初めてでも失敗しないビーチホリデーのヒントをお届けします。
サーフィンスポットとしても有名なミリッサ (Mirissa)
ミリッサの魅力
スリランカ南海岸の小さな町ミリッサは、ヤシの木が連なる緩やかな砂浜とエメラルド色の海が広がる隠れ家ビーチリゾートです。
のんびり南国ムードを味わえる一方で、世界最大の哺乳類シロナガスクジラに出会えるホエールウォッチングの名所としても知られています。
ユイ11月～4月の乾季（特に1～3月）はホエールウォッチングのベストシーズンで、出航すれば90%近い高確率でクジラに遭遇できるともいわれ、世界中から旅行者が壮大な光景を求めて訪れます。
穏やかな波の日にはサーフィンも楽しめ、近隣のウェリガマ周辺を含め初心者向けのサーフレッスンも人気です（※11～3月が南西岸のサーフシーズン）。
夕方にはミリッサ沖に沈むサンセットを眺めたり、ビーチ沿いのレストランで新鮮なシーフードやトロピカルカクテルを楽しんだりと、一日中魅力にあふれるビーチリゾートです。
そのビーチで楽しめるアクティビティ
ミリッサでは海の自然を満喫できるアクティビティが充実しています。
エラ特に人気なのがホエールウォッチングで、早朝に漁港を出航しインド洋に生息するクジラやイルカを探すツアーは一生の思い出になるでしょう。
ほかにもウミガメと一緒に泳ぐシュノーケリング体験や、近郊ウェリガマでのサーフィンレッスンなど、南国の海を遊び尽くせます。以下に主なアクティビティ例を表にまとめます。
| アクティビティ名 | 料金目安（1名） | 特徴・内容 | 公式予約URL（参考） |
|---|---|---|---|
| ホエール＆ドルフィンウォッチング（ミリッサ発） | 約¥9,000（US$60） | 早朝6:30頃出航、所要3～5時間。シロナガスクジラやイルカを探すクルーズツアー。シーズン中の遭遇率は90%近く、朝食やドリンク付き。船上で専門ガイドが海洋生物を解説。酔い止め必携。 | klook.com（Klook） |
| ウミガメシュノーケリング（ミリッサ） | 約¥3,500（US$25） | インストラクター同行でウミガメと泳げるシュノーケリングツアー。透明度の高いスポットで熱帯魚やサンゴ礁も観察可能。初心者向け指導・器材レンタル込み。所要1～2時間程度。 | viator.com（Viator） |
| サーフィンレッスン（ウェリガマ） | 約¥4,500（LKR7,000） | ミリッサ近郊ウェリガマビーチで開催。ロングボードを使った初心者向けレッスンで、基本動作から丁寧に指導。波が緩やかなポイントで安全に実施。サーフボードレンタル込み、所要2～3時間。 | klook.com（Klook） |
※料金目安は執筆時点の参考価格です。季節や催行会社により変動する場合があります。またクジラ・イルカは野生生物のため、遭遇は保証されませんが高確率で期待できます。
おすすめホテル
ミリッサ周辺には小規模ながらサービスに定評のある高級リゾートから、手頃な中級ホテルまで多彩な宿泊施設があります。特に人気の3軒をピックアップしてご紹介します。
いずれもビーチ至近で、南国の海を感じながら贅沢な滞在が楽しめるホテルです。
| ホテル名 （公式サイト） | ランク | 特徴（客室・設備など） | URL（公式） |
|---|---|---|---|
| ザ・ナイン・ミリッサ (The Nine Mirissa) | ラグジュアリー（5つ星相当） | 全7室のブティックヴィラ。ガラス張りの開放的な客室はシックな内装でオーシャンビュー。高級リネンのベッドや広々としたラウンジを備え、ハネムーンにも人気。屋外プールやテラスあり。スタッフのおもてなしが評判で、細やかなサービスが魅力。 | theninemirissa.com |
| スリ・シャラヴィ・ビーチ・ヴィラ＆スパ (Sri Sharavi Beach Villas & Spa) | 高級ブティック（約4つ星） | ミリッサ東隣のタラランバ海岸に建つ全14室の隠れ家リゾート。モダンでスタイリッシュな客室はバスタブ付きの贅沢なバスルーム完備。インフィニティプールからインド洋を一望でき、併設スパでマッサージ等のトリートメントも提供。静かな環境でプライベート感重視の滞在に◎。 | srisharavibeachvillas.com |
| マンダラ・リゾート・ミリッサ (Mandara Resort Mirissa) | 中級（4つ星） | ミリッサ湾沿いに位置する老舗リゾートホテル。全室バルコニー付きで広々としており、オーシャンビューまたはラグーンビューを選択可。南国風ガーデン内に2ヶ所の屋外プールを備え、スパやジム、ビーチバーも併設。価格帯は1泊1～1.5万円前後と手頃ながらサービスの質が高く、コスパ重視の滞在に最適。 | mandarahotels.com |
それぞれ個性はありますが、「海に近いロケーション」と「心地よいプライベート空間」は共通しています。ミリッサの穏やかな波音に耳を傾けながら、極上の南国リゾートステイを満喫できるでしょう。
シュノーケリングに最適なウナワトゥナ (Unawatuna)
ウナワトゥナのビーチの魅力
ゴール近郊のウナワトゥナは、透明度の高い穏やかな海と黄金色の砂浜で知られる南岸有数のビーチリゾートです。
湾に囲まれた波静かな海域は子連れの家族でも安心して泳げるほか、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁が息づく シュノーケリングやダイビングの人気スポットにもなっています。
ユイ世界遺産ゴール要塞から車で15分ほどというアクセスの良さも魅力で、ビーチと観光の両方を楽しめる拠点です。
背後の小高い丘には日本山の平和パゴダ（日本平和寺）やジャングルビーチといった穴場もあり、海だけでなく自然散策も満喫できます。
日中はマリンスポーツやアイランドホッピングで賑わい、夕暮れ時にはビーチ沿いのレストラン&バーでサンセットを眺めながらゆったり過ごせる、南国リゾートらしいリラックス感あふれるエリアです。
そのビーチで楽しめるアクティビティ
エラウナワトゥナでは透明な海を活かしたマリンアクティビティが豊富です。
特におすすめはサンゴ礁が広がるジャングルビーチ周辺でのシュノーケリングで、熱帯魚の群れやウミガメに出会えることもあります。
また、PADI公認のダイビングセンターが多数あり、初心者向け体験ダイブから沈船探検までレベルに応じたスキューバダイビングが楽しめます。
その他、ラグーンでのシーカヤックやスタンドアップパドル、バナナボートやジェットスキーなどのウォータースポーツも人気です。以下に主なアクティビティ例をまとめます。
| アクティビティ名 | 料金目安（1名） | 特徴・内容 | 公式予約URL（参考） |
|---|---|---|---|
| シュノーケリングツアー（ジャングルビーチ） | 約¥4,000～¥7,000 | ボートでジャングルビーチ沖の浅瀬へ移動しガイドと一緒にシュノーケリング。サンゴ礁や熱帯魚の楽園を約2時間かけて堪能。初心者にはライフジャケットや基本指導あり。透明度は季節によるが10～20mほどで10月～5月がシーズン。 | getyourguide.com（GetYourGuide） |
| 体験スキューバダイビング（ウナワトゥナ） | 約¥10,000前後 | 潜水初心者向けの半日コース。プールまたは浅海で基本練習後、インストラクター同行で海中散策。ウナワトゥナ沖は6～20mの浅瀬にサンゴと魚群が広がり、安心して水中探検が可能。料金には器材レンタル・講習費込み（要PADI認定費別途の場合あり）。 | klook.com（Klook） |
| ウォータースポーツパック（ベントータ発着） ※後述のベントータ項目を参照 | 約¥8,000～¥10,000 | ※ベントータのウォータースポーツセンター利用の場合。詳細はベントータのアクティビティ欄参照。ウナワトゥナから専用車で約1時間半。ジェットスキー、バナナボート、チューブライド等をセットで体験可能。 | viator.com |
ウナワトゥナのおすすめホテル
ウナワトゥナには大型リゾートからブティックホテル、ヴィラまで多様な宿泊施設があります。
中でも設備が整い評判の良いホテルを3軒ご紹介します。美しいビーチを目の前に控え、家族連れからカップルまで快適に過ごせる人気の宿泊先です。
| ホテル名 （公式サイト） | ランク | 特徴（客室・設備など） | URL（公式） |
|---|---|---|---|
| アラリヤ・ビーチリゾート＆スパ ウナワトゥナ (Araliya Beach Resort & Spa – Unawatuna) | デラックス（5つ星） | ウナワトゥナ最大規模の高級リゾート。全300室以上の客室はモダンで広々としており、大型バルコニーからインド洋を一望。複数のレストランやルーフトップバー、スパ、キッズクラブなど施設充実。インフィニティプールは海と一体化する絶景で人気。ハネムーンから家族旅行まで幅広く対応。 | araliyaresorts.com（araliyaresorts.com） |
| ココベイ・ウナワトゥナ (Coco Bay Unawatuna) | ブティック（4つ星） | ウナワトゥナ西端の小湾に佇む全16室の隠れ家ホテル。全室オーシャンビューで、プライベートビーチ感覚の静かなロケーションが魅力。ビーチデッキ付きのレストランや屋外プールを備え、シュノーケルやカヤック等のアクティビティ手配も可能。「スタッフが非常にフレンドリーで行き届いたサービス」と口コミ評価も高いです。 | cocobayunawatuna.com（cocobayunawatuna.com） |
| レベルズ バイ カンタロープ (Levels Unawatuna by Cantaloupe) | ブティック（4つ星） | ジャングルビーチ近くの丘の上に建つ全9室のデザイナーズホテル。スタイリッシュな内装とパノラマビューが自慢で、客室からはウナワトゥナ湾と夕陽を一望。屋上インフィニティプールやバーラウンジも備え、大人の隠れ家リゾートとして人気。ゴール市街へのシャトルなどサービスも充実。静かな環境で特別感のある滞在を提供。 | levelsunawatuna.com（levelsunawatuna.com） |
ウナワトゥナの宿泊ワンポイント: ゴール要塞観光も予定する場合は、ウナワトゥナとゴール旧市街の両方にアクセスしやすい場所に泊まると便利です。
ビーチ沿いのホテルは海水浴に最適ですが、繁華街に近い分やや賑やかなこともあるため、静けさを求めるなら丘の上の宿や少し離れたエリアのヴィラタイプも検討すると良いでしょう。
ウォータースポーツ天国のベントータ (Bentota)
ベントータのビーチの魅力
ベントータはコロンボの南約60kmに位置する南西海岸随一のビーチリゾートで、「スリランカの楽園」とも称される美しい海岸を有します。
ユイ2km以上続く広大なビーチにはさらさらの黄金色の砂が敷き詰められ、目の前には穏やかなインド洋がどこまでも広がります。
ビーチ北端は川の河口とラグーンが形成され「パラダイスアイランド」と呼ばれる砂州地帯になっており、川と海が交わる独特の景観も楽しめます。
1970年代に政府主導で開発された経緯から大型リゾートホテルが林立し観光インフラが整備されており、高級ホテルでの優雅なステイやアーユルヴェーダスパ体験にも最適です。
またベントータ川を挟んで広がる豊かな自然も魅力で、ヤシの木陰で南国気分を味わいながらリラックスできると欧米のカップルやファミリーにも人気です。
アルジュン昼間はマリンスポーツに興じ、夕刻には水平線に沈むサンセットに感動し、夜は波音をBGMに静かなひとときを過ごす――そんな贅沢で穏やかなビーチライフが叶うのがベントータの魅力です。
ベントータのビーチで楽しめるアクティビティ
ベントータはスリランカ随一のウォータースポーツ拠点として有名です。
エラ波が穏やかな潟湖（ラグーン）状のエリアがあり、ジェットスキーやバナナボート、チューブライドなどのマリンスポーツを安全に楽しめます。
またベントータ川でのボートサファリも人気アクティビティの一つです。川沿いのマングローブ林をクルーズしながら、水鳥や淡水の大トカゲ、ワニなどの野生動物を観察したり、シナモン農園や川中島のお寺を訪ねたりするツアーは大人から子供まで楽しめます。
さらに、ベントータ周辺にはウミガメの産卵地として有名なコスゴダがあり、孵化場（タートル・ハッチャリー）で生まれたての子ガメに触れ合える施設見学も貴重な体験になります。以下、ベントータで人気のアクティビティをまとめます。
| アクティビティ名 | 料金目安（1名） | 特徴・内容 | 公式予約URL（参考） |
|---|---|---|---|
| マリンスポーツパッケージ（ベントータ・ラグーン） | 約¥8,000～¥10,000 | ベントータの潟湖エリアでジェットスキー、バナナボート、チューブライドなど複数のアクティビティをセット体験。所要2～3時間で思い切り水上バイクやボート遊具を満喫。インストラクターが常駐し、安全装備も完備。ファミリーや友人グループにおすすめ。 | viator.com（Viator） |
| マッドゥ川ボートサファリ（Balapitiya発） | 約¥4,500（US$30） | ベントータ近郊バラピティヤから出発するマッドゥ川クルーズツアー。1～2時間かけてマングローブの水路をボートで進み、カワセミやワシ、水辺のトカゲ等を観察。途中で川中の島に上陸しシナモン農園や古寺を見学、ドクターフィッシュ体験も可。自然・文化・リラクゼーションが凝縮された内容。 | getyourguide.com（GetYourGuide） |
| ウミガメ保護センター見学（Kosgoda） | 入場料 約¥300～¥500 | ベントータから車で15～20分南下したコスゴダ村にあるウミガメ孵化場を訪問。産卵された卵の人工孵化や負傷した成体の保護活動について学べます。運が良ければ孵化したばかりのベビーウミガメや珍しいアルビノの白いウミガメも観察可能。見学料は施設の保全・運営に充てられます。 | getyourguide.com （GetYourGuide） |
ベントータのおすすめホテル
ベントータには老舗の高級リゾートからプライベートヴィラまで数多くの宿泊施設があります。中でもサービスやロケーションで定評のある3軒を厳選しました。
いずれもビーチまたは川沿いに位置し、ウォータースポーツや観光の拠点として便利な人気ホテルです。
| ホテル名 （公式サイト） | ランク | 特徴（客室・設備など） | URL（公式） |
|---|---|---|---|
| シナモン・ベイ・ベントータ (Cinnamon Bentota Beach) | デラックス（5つ星） | 世界的建築家ジェフリー・バワ設計の建物をリノベーションした高級ビーチリゾート。広大な敷地にプールや庭園を備え、客室はモダンかつトロピカルな雰囲気。全室オーシャンまたは川ビューで、館内にスパ、複数レストラン、ウォータースポーツセンター併設。カップルの滞在から大型イベントまで対応する充実施設が魅力。 | （cinnamonhotels.com） |
| アヴァニ・ベントータ・リゾート (Avani Bentota Resort) | 高級（4つ星） | バワ設計によるもう一つの代表的リゾート。ベントータ駅近くのビーチ沿いに位置し、吹き抜けロビーやコロニアル調のインテリアが南国情緒を醸す。客室は落ち着いた木調で設備充実。ビーチに面した2つのプールやスパ、レストランあり。静かな環境と行き届いたサービスで評価が高く、リピーターも多い。 | （avanihotels.com） |
| クラブ・ベントータ (Club Bentota) | 中級（3.5つ星） | ベントータ川と海に囲まれた「パラダイスアイランド」砂州に位置するリゾートホテル。専用ボートで対岸からアクセス。南国の自然に囲まれた客室とプライベート感ある環境が魅力。ウォータースポーツセンターを併設し、ジェットスキーやウィンドサーフィンの受付も。料金は比較的手頃で、アクティブ派の旅行者に人気。 | （clubbentota.com） |
まとめ
スリランカのビーチリゾートは、ミリッサ、ウナワトゥナ、ベントータそれぞれに個性があり、楽しめるアクティビティや過ごし方も異なります。
旅の目的や滞在スタイルに合わせてエリアを組み合わせれば、限られた日数でも充実した海の休日が実現できます。
移動には、弊社LankaMeのタクシーチャーターを利用すれば、初めての方でも安心・快適にビーチならびにGalleの観光なども楽しむことができます。
